資料請求フォーム
  • Home
  • トピックス
カテゴリ
お知らせ(469)
学校公開(0)
校長先生から(2)
フォトギャラリー(6)
>2019年04月<
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最近の記事
2019年04月19日生徒総会がありました
2019年04月19日ウェリントン高校歓迎会
2019年04月18日ニュージーランドから留学生が来ました
2019年04月16日新入生歓迎会がありました。
2019年04月10日進路講演会がありました
2019年04月10日対面式がありました
2019年04月09日入学式 校長式辞
2019年04月09日入学式
2019年04月08日始業式 校長講話
2019年04月08日始業式がありました

新着情報

札幌市にある北海高等学校から
新着情報をお知らせしています。

全校集会 校長講話

2019年01月18日お知らせ

  皆さんおはようございます。冬休みが終わって今日から学校が再開されます。

久しぶりに、皆さんの元気な顔を見ることができて嬉しく思います。

 3年生で明日からのセンター試験をはじめ、これから入試に臨む皆さんは、目標実現・志望校合格に向けて最後までベストを尽くして頑張ってください。良い結果となるよう心から祈っています。

 1・2年生の諸君は、これから春までの間の過ごし方が大事です。実力を向上させるためのいわば節目の時です。節目の時を大切にしなければなりません。1年後、2年後の進路を見据えて、将来の自分の在り方を決めるのは今なのだというしっかりとした自覚をもって生活してほしいと思います。

 中国の古典に『大学』という書物があります。四書五経といわれる、儒学に志す者が必ず学ぶべきものとされた書物の中の一冊です。日本でも江戸時代の寺子屋でテキストとして使われ、子どもたちが最初に勉強したのが「大学」でした。その大学に「物に本末あり、事に終始あり。先後するところを知れば、則ち道に近し。」という言葉が出てきます。物事には、本と末がある。本当に重要な部分と枝葉末節があるということです。そして始めと終わりがあります。何が根本で何が枝葉末節か、何が先決問題で何が後の問題であるのか、そのことを明らかに知ることができれば人の歩むべき「道」から大きく外れることはないというわけです。本末前後を間違えないことが、物事を成し遂げる一番の近道だということでもあります。『論語』にも、「君子は本を務む。本立ちて道生ず」と記されています。君子=立派な人物は根本を大切にし、そのことに努力する。物事の基本がかたまれば、自ずと進むべき道も開けてくるというのです。物事の根本・本質と「終始」をとらえた上で、適切な順序をもって事に処していくことが大切なのです。

本来あるべき順序が失われてめちゃくちゃになることを本末転倒といいます。何が重要で、何が重要でないかはすぐに分かりそうですが、私たちの実際の生活を見つめ直してみると、意外に本末転倒となっていることが多いのではないでしょうか。植物の場合でいえば、本は根っこです。目には見えないけれども根をおろそかにして枝葉ばかりに気を取られていたら、植物は枯れてしまいます。

 何が根本なのかを見極め、事を進めるべき順序を間違えないで実行する。誰しもが知っていることのようですが、知っていることが重要なのではありません。重要なことはそのあたりまえと思っていることを実践することです。

「物に本末あり、事に終始あり」、今から二千数百年前に書かれた古典の言葉ですけれども、私たちが生きていく上で最も大切なことを教えてくれています。私たちが生きていく上で必要な知恵であるというばかりでなく、例えば情報化社会や少子高齢化社会が生み出す問題、あるいは環境問題など社会全体、世界全体が関わる問題でも、本当に重要なこと、大事なことは何なのか、また何から考え取り組む必要があるのかということを、見直し、見定めていくためにもこの大学の言葉は大きな意味を持っているといってよいでしょう。個人生活はもちろん、社会や世界にとっても「物に本末あり、事に終始あり」は重要な視点を示してくれていると思います。

 新たな年の初めにあたって、「物に本末あり、事に終始あり」というシンプルだけれど指針となることばをぜひ、それぞれの胸に刻んでほしいと思います。それでは今日から再開される学校生活、新たな気持ちでまた頑張りましょう。

冬休み明け全校集会の話(2019118)